ターンオーバーを意識することで美肌が作られる|美容と美肌のためのスキンケア・化粧品館

ターンオーバーを意識することで美肌が作られる

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

スキンケア、そして美しい素肌を目指すためにはターンオーバーを意識しておく必要があります。

そしてターンオーバーを常に健やかに保ってあげることによって、少しの乾燥や外部刺激にも負けない丈夫で美しい素肌を作り上げることができるでしょう。

●肌は日々作られる

ターンオーバー意識して美肌画像1

人の肌というのはターンオーバーを繰り返して日々作られていきます。

人の皮膚は、角質層、顆粒層、有棘層、基底層という4層から成っている表皮、そしてその表皮の下にさらに真皮があり、その下に皮下組織があります。

そして、皮膚の細胞は細胞分裂を繰り返し、表皮の組織で言えば、基底層で新しい皮膚細胞が作り出されると、徐々に上部へと送り出され、角質層にまで届いて、最後には古い角質となって剥がれ落ちていくことになります。

古い角質とはいわゆる「垢」の状態となるのですが、その垢がはがれることでまた新たな表皮細胞が現れ、肌が新たに生まれ変わることになります。

●ターンオーバーの周期は年齢で変わる

ターンオーバーの周期というのは一般的には、約28日といわれています。

つまり約28日、1ヶ月弱でお肌が生まれ変わるということになるんですね。

また年齢とともにその間隔は長くなっていき、20代(特に25歳前後)をピークに、その後は、20代では28日前後、30代では40日前後、40代では55日前後、50代では約2ヶ月ほどといわれています。

そして当然ながらターンオーバーの周期が短いほど、肌の生まれ変わりが早く、代謝が活発で、長くなるほど肌代謝が遅いということになります。

●若くても肌代謝が遅くなることがある?

もちろん年齢が若いほどターンオーバーの周期が短く、素肌の生まれ変わりが早くなります。

ただ、睡眠不足などの生活習慣の乱れや食生活の偏り、不摂生、あるいは、ストレスやホルモンバランスの乱れ、誤ったスキンケアなど、様々な要因により周期が長くなることがあります。

これは、年齢にかかわらず起こることで、若いからといって常に肌代謝が活発であるとは限りませんし、
逆に、年齢を重ねた肌であっても、生活習慣や正しいケアを心がけ、実践していれば、必要以上にターンオーバーを長くしてしまうこともありませんし、いつまでも健康的で美しい素肌を保つことができるようになるんですね。

●ターンオーバーを整えるは夜

ターンオーバーを意識して美肌画像2

肌の代謝、生まれ変わりがもっとも活発に行われるのは夜間の就寝中です。

というのは、成長ホルモンが分泌されるのは夜間だけで、この成長ホルモンが肌代謝を活発にしてくれます。
夜の22時から2時までの間のことを“お肌のゴールデンタイム”とはよくいわれることで、この時間帯に眠っていることで美肌を維持することができるようになるといわれています。

というのは、成長ホルモンが最も活発に分泌されるのがこの時間帯で、肌の新陳代謝が活発になる時間帯でもあるからです。

また、活動していると成長ホルモンの分泌や肌代謝が十分に行われなくなりますので、眠っていることが大切になるんですね。

●乾燥がターンオーバーを乱す

ターンオーバーを意識して美肌画像3

人の肌というのはとてもデリケートで、ちょっとしたことでも肌代謝の乱れの原因となってしまいます。

例えば、肌が乾燥することによって角質層の水分量が低下し、バリア機能が衰え、そのために肌の表面には古い角質が剥がれ落ちにくくなり、ターンオーバーがうまくいかなくなることがあります。

また、紫外線も肌の乾燥を引き起こしてしまいますので注意が必要です。

●誤ったスキンケアがターンオーバーを乱す

見落とされがちですが、誤ったスキンケアもまた肌代謝を乱す原因となることがあります。

特に、スクラブやピーリングなどは要注意で、これらのケアはお肌に残っている古い角質を取り除くことができるので美肌になれると思ってしまうのですが、裏を返せば、角質を強い力で無理にはがしてしまうことにもなるので、繰り返し行うことで、かえって乾燥やキメの乱れ、バリア機能の低下を引き起こしてしまうこともあります。

その結果、ターンオーバーの乱れにもつながってしまうこともあるんですね。

ですからピーリングなどは避けたほうが無難なのですが、古い角質が気になる場合には、頻繁に行うことは避け、行った後はしっかりと保湿を心がけましょう。

その他の記事はこちら
ページトップへ ▲