美肌へのスキンケアはあせらず、こすらずが鉄則|美容と美肌のためのスキンケア・化粧品館

美肌へのスキンケアはあせらず、こすらずが鉄則

キメが整い、ふっくらとした透明感あふれる美肌というのは、女性なら誰もが憧れてしまいます。
今現在の状態のお肌がそのような理想の美肌とは少し違う…、かけ離れてしまっている…、そんな風に感じている方も多いかもしれません。

しかし、日々のスキンケアにおいて正しい方法を実践し続ければ誰もが美肌を叶えることができますし、ちょっとした心がけで美肌への道を開くことができるんですね。 ここでは、そんな日々のスキンケアでの心がけや注意点などについてご紹介しています。

●お肌は思った以上にデリケート

美肌へのスキンケアこすらない画像1

人のお肌というのはとてもデリケート、というのはよく耳にすることで、それは事実です。
というのは、人のお肌の最も表面にある「角質層」という部分は、薄さにしてわずか0.02mmしかなく、この極々薄い角質層がお肌の表面を守っているということになります。

また、人の皮膚は、角質層が含まれる表皮(角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層構造)と、その下にさらに真皮という構造でできているのですが、そんな表皮と真皮をあわせてもわずか0.4mmから1.5mm程度の薄さとなっています。

●きれいな素肌は角質層の水分量が決め手

お肌の最も表面にある角質層には、NMF(天然保湿因子)という水分を保持して、細胞の間を満たしてくれる細胞間脂質が存在し、そのことにより、非常にデリケートな角質層でも潤いが保たれたり、外部刺激や細菌などから皮膚が守られるようになります。

また本来、角質層には20%から30%ほどの水分が含まれており、水分が十分に含まれていることによって、見た目にもキメが整い、きれいで健康的な素肌ということになります。

●こすることで敏感肌に傾く恐れも

ところが、外側から物理的にこすってしまうことで、そんな角質層が乱れてしまい、さらに本来表皮にあるべき健康的な角質層が剥がれ落ちてしまったり、ターンオーバーが乱れてまだ十分に育ちきっていない皮膚細胞が表面に押し出されてしまうこともあります。

そうなってしまうことで、乾燥が進み、ちょっとした刺激にも赤みが出たり、かゆみやひりひりといった刺激を感じてしまう敏感肌へと傾いてしまう恐れもあります。

●スキンケアには人の手が最適

美しい素肌は毎日のスキンケアで作っていくことができるのですが、厳禁である“こする”という行為も日々のスキンケアで行われがちです。

意外と見落としがちで、気をつけたいのが化粧水を付けるときで、コットンにしみこませて付けている方も多いかもしれませんが、意識しないで付けていると、弱いながらも皮膚をこすってしまっていることもあります。
それがたまにであれば問題ありませんが、毎日少しずつ続いてしまうと、やはりお肌を弱めてしまう原因となってしまいます。

一番おすすめなのは、美容液や乳液と同様、化粧水も手で優しく付けてあげることです。
手のひらに適量の化粧水をとって、お肌全体を覆うように付けてあげ、まぶたや小鼻などの細かい箇所や指の腹を使われるといいですね。
そうすることで摩擦を極力減らすことができるようになります。

●シートタイプのクレンジングは避けるべき?

クレンジング画像

最近では、メイク落としのためにシートタイプのクレンジングを使われる方も多いでしょう。とても手軽で、簡単にメイクを落とすことができるので大人気ですよね。

ところがこのようなシートタイプのものは拭き取ることによって、想像以上にお肌をこすってしまっていると思っておきましょう。
絶対に使ってはいけないということではありませんし、必要以上にこすらないなど、正しい使い方をし、また、使い続けていても問題がなければいいかもしれません。

ただ、すでに乾燥が進んでしまっている方や敏感肌に傾いてしまっている方などは気をつける必要があるでしょう。
どうしても使いたいといった場合には、アイメイクや口紅など、ポイントメイクにのみ使うようにし、さっと拭き取る程度で、後は洗顔料で落とせばいいくらいの気持ちで使われるといいかもしれません。

●美肌はじっくり作りましょう

お肌の細胞というのは日々作られ、正しいケアで誰もが美肌を目指すことができるのですが、それでもやはり一朝一夕に美肌が作られるわけではありません。

ターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)は、その人の肌質や生活習慣などによってももちろん異なってきますが、
一般的に20代の方で28日程度、30代の方では40日程度、40代の方では55日程度、60代の方では90日程度となっており、美肌を作り上げていくならこのターンオーバーの周期を意識されるといいでしょう。

美肌への道はやはりあせらないことも大切なんですね。

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